JLL、販促資料作成を9倍迅速化

Box上に構築したアプリで従業員8万3千名の不動産業務を効率化

ジョーンズ ラング ラサール (JLL)
ジョーンズ ラング ラサール (JLL)
業種

プロフェッショナルサービス

企業規模

従業員9万3千名

創業年

1783年

主要なユースケース

資料の作成と配布
現場業務の管理
顧客向けデジタルエクスチェンジ

製品・統合

Box Platform
DocuSign
Okta

9倍

資料作成が迅速化、3.5時間が23分に

83K

各地に分散する従業員8万3千名

300

80か国に300の事業所

課題
  • 投資家である顧客に対し、不動産投資で高収益を得るための知見や情報を提供する必要に迫られていた。

  • 大きく変動する市場においても、商業不動産のデジタルイノベーターとしての地位を維持したいと考えていた。

  • 不動産ドキュメントの管理とワークフローの効率化を必要としていた。

成果
  • Box Platform上に顧客向けのデータ駆動型アプリを構築し、投資に関する情報を提供できるようになった。

  • コンテンツプロセスを構築し、販促用資料を現場で効率よく作成できるようになった。

  • 顧客向け不動産アプリおよび、主要業務アプリの統合により、分散したチームが顧客の質問に対して迅速に回答できるようになった。

  • 従業員と顧客がコンテンツクラウドの最新の不動産情報に容易にアクセスできるようになった。

商業不動産におけるイノベーションを牽引

JLL(ジョーンズ ラング ラサール、Jones Lange LaSalle)は、商業リース、不動産の仲介・管理、資金調達など多様なビジネスを展開する不動産投資会社です。商業不動産業界のリーダー、最先端のテクノロジー企業としても知られています。 JLLは、顧客がデータをより有効に活用し、予測分析を行い、不動産投資事業全体にビジネスインテリジェンスを取り入れられるよう、新たなテクノロジーとプラットフォームの開発に投資しています。

 

JLLのオキュパイアサービス部門のマネージングディレクターを務めるスティーブン・ラムスール(Stephen Ramseur)氏は、物理空間の専門知識をデジタルビジネスに活用するというビジョンを持っています。 ラムスール氏は次のように述べています。「私たちは変動の時代にいます。デジタルイノベーションが進行する一方で、物理的な対象物を扱う不動産業務との間に認知機的な不協和が生じています。JLLは、リーダー企業として、このパラドックスを受け入れなければなりません。」

 

JLLでは、将来的なニーズを含めてあらゆる可能性をサポートする、スケーラブルなツールを導入したいと考えていました。そのためには、JLLと共通のビジョンを持ち、よきパートナーとなりうるベンダーを選ぶ必要がありました。

Box Platform APIを介して複数のアプリケーションをシームレスに統合し、お客様に提供しています。このことは、お客様におけるコスト削減につながっています。

— JLL オキュパイアサービス部門マネージングディレクター スティーブン・ラムスール氏

8万3千名の従業員が場所を問わずコンテンツにアクセス

JLLの8万3千名の従業員は、80か国、約300の事業所に分散しています。現場で顧客と会うケースも多いため、業務はしばしば事業所から離れた場所で行われます。 モバイルを介しての業務やコラボレーションが重要であると同時に、知的資産(IP)や顧客データは確実に保護されなければなりません。  

 

JLLでは、モバイルおよびデジタルワークプレイスのためのテクノロジーを選択する際に、同社が提唱する働き方に関するコンセプト「Future of Work」の要素のうち次の3つの要素を特に重視しており、これらの要素に合致するパートナーやツールが候補となります。

  • ヒューマンエクスペリエンス
  • デジタル化の推進
  • 継続的なイノベーション

 

「ヒューマンエクスペリエンス」とは、人の体験を大切にしたアジャイルな業務環境を構築することで、業務遂行における柔軟性とモビリティ、生産効率が高まることを意味します。 JLLのブローカーは、Boxを介して、ツアーブック、販促資料、契約書、プロジェクトファイルなど、業務に必要なコンテンツに迅速にアクセスできます。 Boxは、ファイル共有に革新をもたらし、反復作業を減らします。Box上のファイルへのアクセスは極めて容易で、ファイルをメールに添付してあちこちに送信する必要がなくなります。 セキュリティを犠牲にすることなく、従業員の満足度を高め、生産性を向上させます。

 

ジョーンズ ラング ラサール (JLL)

資料の作成時間をわずか23分に短縮

「デジタル化の推進」とは、シームレスに統合された、業務プロセスを容易にするベストオブブリードのツールを見つけることを意味します。 商業不動産では、新しい不動産を調査するプロセスの一部として顧客のための「ツアーブック」を作成することがあります。以前は、この編集作業に数人がかりで210分かかっていました。 現在は、BoxのコンテンツAPIとSDKを使用したカスタム開発を可能にするBoxプラットフォームで構築されたカスタムアプリを使用することで、現場でわずか23分(従来の9分の1)で作業が完了します。  

 

2017年に導入されたBoxは、現在では、他のベストオブブリードのクラウドツールとともに、日常業務に欠かせないツールとなっています。 利用例としては以下のようなものがあります。

  • DocuSignを使用したセキュアな契約プロセス
  • Oktaを使用したセキュアな認証
  • Box上にカスタム構築したエクスペリエンス

 

これらの統合やカスタマイズにより、モバイル環境でのコンテンツ利用の利便性が高まります。 実証済みのパートナープラットフォームを利用して、高度にカスタマイズされたエクスペリエンスを構築するアプローチは、数百年の歴史を持つJLLにとって、デジタルネイティブな顧客にサービスを提供するうえでのゲームチェンジャーとなります。

 

良質なデジタルエクスペリエンスを提供

JLLの顧客は、あらゆるタッチポイントでの透明性とエクスペリエンスの制御を期待しており、同社は顧客向けのイノベーションに多大なリソースを投入しています。 JLLでは、ユーザーエクスペリエンス、設計、エンジニアリングの各部門が、顧客と従業員それぞれに最適か価値を提供するアジャイルなアプリ開発に注力しています。

 

JLLがBox Platformで構築したアプリによって、顧客は以下のことができるようになりました。

  • 商業不動産ポートフォリオのスナップショットおよび、パフォーマンス指標に関するリアルタイムデータへのアクセス
  • モバイルVRエクスペリエンスを介した物件のスカウト
  • さまざまなカスタムアプリを使用した市場分析およびロケーションの選択

 

データに基づく深い知見を得ることで、商業不動産の投資家はより的確な投資判断ができるようになります。 「Box Platform APIを介して複数のアプリケーションをシームレスに統合し、お客様に提供しています。このことは、お客様におけるコスト削減につながっています。」(ラムスール氏談)  

ジョーンズ ラング ラサール (JLL)

継続的なイノベーションへのコミットメント

「継続的なイノベーション」は、JLLのビジネスの中核をなしています。 シリコンバレーにある同社のイノベーション部門であるJLL Sparkは、不動産とテクノロジーの融合に注力しています。 また、JLLでは、テクノロジーの活用によって商業用不動産業界の発展を目指す企業に最大1億ドルを投資する「JLL Spark Global Venture Fund」立ち上げています。  

 

AIは建設・不動産業界にも大きな影響を及ぼす可能性があり、スマートリース、見込み客調査、顧客管理、エージェント採用などへのAIの活用が模索されています。 ラムスール氏は、これらの取り組みについて次のように述べています。「パートナー企業であるCodelittとの連携による取り組みでは、メタデータにアクセスしてお客様の感情や希望、お客様が不動産をどのように利用したいのかを理解することをめざしています。」  

 

商業不動産の標準的なオペレーションにテクノロジーやツールを取り入れることで、JLLは物理空間とデジタルビジネスとのスムーズな融合を推進しています。